1998年7月号(第29号)

 

叙勲祝賀会開催に感謝

        所 長  辻   英 彦

私こと、本年春の叙勲において、
永年の司法書士業務に対して、はからずも勲五等双光旭日章を受章させていただき、
中村荘治滋賀県司法書士会会長を発起人代表として、
去る6月27日に、彦根プリンスホテルにおいて、祝賀会を開催いただきました。

当日は、県内司法書士・土地家屋調査士各位はもとより、
全国各地からも数多くの司法書士にお越しいただくと共に、
お得意さま・お取引先各位、更には彦根南ロータリークラブの会員の皆さま、
総数約300名のご参加を得て、盛大に祝っていただくことができました。

ここに、深く感謝申し上げる次第でございます。

さて、社会の行方は行き着く先を知らぬがの如く、
混沌とした情勢のまま推移しており、私どもの事務所にご相談に来られる方々からの相談も、
従来とは違って、危機感を募らせたものばかりとなっております。

このような時代にあっては、権利の主張をするばかりではなく、
常に事の本質とともに、いかにして物事を妥協できる最大限のところで決着させるかが
重要ではないかと思います。

近時の例では、50年以上も前に開始した相続について、
一言の遺産分割協議の場も設けずに裁判所に調停の申し立てをしたり、
遺産分割協議においても自らの権利の主張のみをするなど、
全く相手の立場や事情を考えないケースを見受けます。

社会の情勢がそのようにさせるのか、
権利意識の向上と考えればよいのか、
私自身も判断に窮しているところでありますが、
相続問題というものは、親族間の問題でもあり、
協調融和こそが解決への第一歩であると考えるところであります。

ところで、前号でお知らせいたしました
当事務所開設100周年を記録いたしました「辻司法事務所一世紀の歩み」を
去る6月27日に刊行することができました。

近日中に皆さまに配布させていただくべく、現在発送準備作業中であります。

今月末までにはお届けができるものと考えております。

いよいよ、夏本番を迎え、体調の維持に十分に意を用い、
本来の仕事に立ち向かいたいと思っております。

皆さまから頂戴いたしました温かいお心を感謝しつつ、
事務所の充実に努めたいと考えておりますので、より一層のご愛顧をお願い申し上げます。

なお、本年の夏季休暇は、
8月13日(木)から16日(日)までとさせていただきますので、
よろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。