平成14(2002)年1月号

 

新しい事務所展望

        所 長  辻   英 彦

 
 年末近くになって、様々な事件が起こりました。
一瞬世界戦争の火種ができたのかと思いましたが、どうにか収斂の方向に向きそうで、一安心しています。

 いよいよデフレ・スパイラルに突入した感を強くします。
このような時代だからこそ、私たちは気軽に相談に乗れる態勢づくりを心がけなければならないと思っています。
景気が後退すれば、心も荒みがちです。
例えば、土地の境界問題にしても、さして景気が悪くないときには、比較的容易に解決するでしょうが、
こんな時代には、ほんの少しの争いが、大きな問題に発展することもあり得ます。
また、離婚を原因とした登記手続きも増加の傾向を見ることはあっても減少に転ずると実感することはできません。

 常に適切な対応ができる事務所態勢の確立には、それなりの負担はかかりますが、
しかし、このような時に皆様の力になれる事務所態勢を確保しておくことこそが、
いま最も求められているのだと確信いたします。

 一生懸命に依頼者の気持ちになり、悩みに対応できる人材を育成することが大切なのだと思います。

 所員のそれぞれの平成14年への思いも掲載いたしました。
所員一丸となってこの困難な時代に立ち向かう決意をいたしておりますので、本年もどうぞよろしくお願いを申し上げます。
 

        副所長  辻   博 史

 
 本年の四月頃には、司法書士事務所や土地家屋調査士事務所の法人化を含んだ法改正案が
通常国会に提出される予定です。
事務所の法人化自体は、本来「ワンストップ・サービス」を目標として実現されなければ、
本当の意味における国民の多用なニーズに対応することはできないものであります。
現行法の枠組みの中で一応の改革の結論を出したとしても、
それは果たして国民の、あるいは私たち資格者の望むところなのでしょうか。
そのような時代の流れの中で、事務所の舵取りは大変に難しくなってきていますが、
今後とも力強い所員全員の力を結集して、108年目を迎えた辻司法事務所を盛り立てていきたいと考えております。

 時代の動きは急を告げております。長い歴史の安穏とせず、力一杯、今年も頑張りたいと思っております。
 
それぞれの新春への決意
 

   司法書士 中 島 哲 哉

 
 昨年の四月から、辻司法事務所に入所いたしました、中島です。
司法書士の実務経験が全くなかったのですが、辻司法事務所で実際の業務に就き、
ようやく「司法書士」を理解してきたところです。
昨年の11月には、司法書士の登録を済ませ責任を重く感じておりますが、
所長及び副所長の指導の下、今後とも一層努力していく所存でおります。これからもよろしくお願いします。
 
 

        西 川 たつみ

 新しい年が始まりました。
今年の決意!と意気込んでみても これといって特記することはありません。
「毎日が これ勉強」というのみです。
時代の流れとともに、ご依頼の登記の内容も変わってきました。
お客様の立場に立って、わかりやすい言葉で対応するように心がけたいと思っております。
今後ともよろしくお願い致します。
 
 

        高 橋    護

 
 私が、辻司法事務所に補助者として勤務するようになり、約四年半が過ぎようとしています。
入所当初は、先生・先輩方のご指示のもと単に仕事をするだけのものでしたが、
現在は、依頼者から依頼をお受けし登記が完了するまでの全体の流れが、ある程度把握できる様になったと思っております。

 しかしながら、仕事の内容というのは様々であり、
まだまだ、先輩方のご指示がないと依頼者の方々に安心していただくことはできません。
そのために、土地家屋調査士資格取得という目標に向け、
今後なお一層の努力をし、今年のスタートを切りたいと思います。
 
 

        浅 野 貴 之

 
 私が土地家屋調査士補助者として辻司法事務所に入所したのは約1年半前のことです。
入所以来、先輩方の指導を仰いでおりますが、日々、土地家屋調査士業務の奥深さを実感しております。
この業務は、決してマニュアル通りには進みません。
時には難問に直面したり、新たな発見をしたりと、なかなかの「くせ者」です。
まだまだ、実務経験が浅い私ですが、今年もこの「くせ者」に立ち向かって行きたいと思います。
 
 

        辻   真理子

 
 一昨年は、大腿骨頸部を骨折するというアクシデントに見舞われましたが、
やっと、普通に歩けるようになりました。
ご心配いただきました皆様ありがとうございました。
 今年からは、経理処理をコンピュータでする事になりました。
伸びきった脳のひだに喝をいれて頑張るつもりです。
「お客さまは神様」の心でお待ち申しあげております。

 本年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。